前回は、姫野一郎商店の元祖・加工品、しいたけの佃煮【山里】や【おふくろ煮】をご紹介させて頂きました。この味を受け継ぎながらも、私達は近年特に、新しいオリジナル加工品の開発に力を入れています。
今回は、昨年からテレビや新聞にたくさん取り上げて頂き、ただいま大変ご好評を頂いてます【豊後牛と椎茸のしぐれ煮】をご紹介させて頂きます。
商品開発のきっかけは多く寄せられたお客様の声から。
姫野一郎商店では年に数回、大分県竹田のお店を飛び出し食品イベントや観光イベントへしいたけの試食販売へ出かけることがあるのですが、そういったイベントで、多くのお客様と直接お話する中で(特に若い世代の方々から)「しいたけは美味しい!でも、他におかずとして食べられるような、肉や魚が入った加工品があるともっとうれしい」というご要望を頂いていました。
そこで、そういったお客様の声に応えるべく、数年前より、しいたけプラスαでおかずとしても食べられる新商品の開発に取り組み始めました。
さて、新商品を開発するのに際し、せっかく作るのなら「竹田らしいものにしたい!」と考え、竹田は全国的なブランド牛「豊後牛」の産地でもあることから、しいたけの風味を生かした、牛肉のしぐれ煮を開発することとなったのです。
「上質」を追求! 高級なしいたけには、高級な豊後牛を。
幸運にも、以前より、同じ大分県竹田市の久住という地域で豊後牛の卸会社「有限会社肉のまるまさ」の社長との個人的なお付き合いがあったことから、さっそく社長に豊後牛の仕入れについて相談することにしました。
するとまるまさの社長から「姫野さんのしいたけに合わせるなら、豊後牛といえども安いものは売れない。4〜5等級の高級な豊後牛がいいだろう」と、大変光栄なお言葉を頂き、「本物のしいたけに合わせるなら、肉質も上質である高級な豊後牛を使用しよう」ということで、最終的に「おおいた豊後牛」というブランド牛に認められたお肉の中でも、最高クラスの【頂】という称号に値するお肉を使用することになりました。
※【頂】とは、「おおいた豊後牛」の中でも、肉質等級4等級以上のものの名称
豊後牛は1cmくらいの厚みにカットしたものを仕入れ、それをまずは繊維がほろほろに軟らかくなるまで4時間程度かけてじっくりと煮込みます。お肉が軟らかくなったら醬油、ざらめ、みりんでシンプルに、かつ上品に味付けを行います。
※ちなみに醬油は、しいたけの佃煮を作る時に使用するものとは別のもので、お肉に合うものを一から選びました。
それから、ちょうど良い加減のところで、しいたけとゴボウ、ショウガを混ぜ合わせ炊き上げます。すると、それぞれの風味が絶妙な加減で全体に行き渡り、旨味も倍増して、それはもう…最高の味です!
受け継がれる姫野一郎商店のDNA。手作りの味を支える熟練スタッフの技。
こうして出来上がる【豊後牛と椎茸のしぐれ煮】ですが、「これ!」という味が決まり、商品化に至るまでには、味の微調整を繰り返しながら約1年間の歳月を費やし独自の研究を行いました。その開発には、しいたけの佃煮【山里】や【おふくろ煮】を生み出したハツエおばあちゃんの味を受け継ぎ、長年加工品の製造に携わってきた熟練スタッフの技も生きています。
もちろん全ての工程に人の手が加わった手作りで、高級な豊後牛と高級なしいたけを使ったその極上の味は、素材の旨味をそのまま味わえ、自信を持っておすすめできる一品に仕上がっています。
ご飯のお供に、高級牛丼に……食べ方もいろいろ!
程良くサシの入った豊後牛を使用していますので、食べる際は、そのまま食べようとすると脂が固まっていることがあります。実はこの脂の固まった状態も高級な牛肉を使っている証拠なのですが、そういった場合は、一度沸騰したお湯にパックを入れ、1分ほど温めてください。※パックは耐熱の袋を使っています。
パックから出したらそのままご飯のお供に、または日本酒や焼酎のアテにお召し上がりください。
ちなみに、弊社社長姫野の好みの食べ方は、ワインのアテにすること!だそうです。その他、1パックごとアツアツのご飯に乗せ生卵を落とし、牛丼にしても最高ですよ。
いろいろな食べ方でお楽しみください。
【豊後牛と椎茸のしぐれ煮】は姫野一郎商店ショップサイトからもご注文いただけます!ショッピングサイトからは、加工品だけでなくしいたけも気軽にお求めいただけるようになっています! ご来店お待ちしております。
↓クリックで商品購入画面へ
その他、豊後牛と椎茸のしぐれ煮をご購入いただける主な店舗は次の通りとなります。
・姫野一郎商店・茶房ひめの(竹田市) ・トキハ各店 本店・わさだ・別府 ・キヨスク大分駅 ・大分空港 ・日乃新(湯布院) ・レゾネイト久住・コテージ ・坐来(東京)