大分県の郷土料理「とり天」の衣に乾しいたけの粉末を加えることで、滋味深いうまみを味わえるレシピです。
材料
【18個分】
鷄もも肉(皮付き)・・2枚(560g)
水戻しした乾しいたけ(どんこ)・3個
米油・・・・・・・・・・・・・・適量
●鶏肉の下味
酒・・・・・・・・・・・大さじ2
しょうゆ・・・・・・・大さじ1.5
生姜(すりおろし)2片分(40g)
にんにく(すりおろし)2片分(20g)
●衣
卵・・・・・・・・・・・・・1個
薄力粉・・・・・・・・・・50g
片栗粉・・・・・・・・・・50g
乾しいたけの粉末・大さじ2(4g)
冷水・・・・・・・・・・150㎖
●付け合わせ
キャベツ・・・・・3枚(120g)
貝割れ菜・・・・・・・・1/2束
かぼす(くし形切り)・・・3切れ
●たれ
酢・・・・・・・・・・・大さじ2
薄口醤油・・・・・・・・大さじ2
練り辛子・・・・・・・・・・適量
下準備
●乾しいたけの準備
乾しいたけは前の日に戻しておきます。戻ったしいたけは、軸を切り落とし、水気をよく絞る。
●鶏肉の準備
ビニール袋に大きめの一口大に切った鶏肉を入れ、下味の材料を加えて手でよく揉み込んで20分ほどおく。
●付け合わせとたれの準備
キャベツは千切り、貝割れ菜は根を切る。たれの酢と薄口醤油を合わせておく。
作り方
① ボウルに卵を溶き、冷水、薄力粉と片栗粉、乾しいたけ(粉末)を入れ、さっくりと混ぜ衣を作る。
② 揚げ油をフライパンの底から3㎝位の高さまで入れ、中温(170℃)に熱する。乾しいたけを衣にくぐらせ油に入れる。
③ 衣が固まったら裏返し、2分ほど揚げ、引き上げて油をきる。散った衣を取る。
④ 鶏肉に衣をくぐらせ油に入れ、3分ほどで衣が固まったら一度引き上げ5分ほど置き、再度油に戻して1分ほど揚げる。
⑤ 表面がきつね色になり気泡がすくなくなったら引き上げて油をきる。
⑥ 器にキャベツの千切り、貝割れ菜、とり天、かぼすを盛り、たれと練り辛子を添える。
<コツ・ポイント>
衣の材料は混ぜすぎると粘りが出てしまうので、ざっくりと混ざっている程度に。
余熱で鶏肉に火を入れ、二度揚げすることでさくさくした食感に仕上げるのがポイントです。
<このレシピの生い立ち>
大分しいたけ食の伝道師、野菜ソムリエプロ、家庭料理研究家の土田美緒先生考案レシピ。関東の料理教室で紹介されました。