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姫野一郎商店で扱う原木しいたけが有機栽培の証「有機JAS」に認定されました!

しいたけ_有機jas

 

しいたけの栽培は、もともと化学農薬や化学肥料に頼らない方法で行われています。

 

栽培方法自体が、クヌギの原木にコマ打ちして菌を植え付け、寝かせ、時期が来たら原木を起こしてしいたけを発生させるという自然の力を利用したものなので、あえて肥料を与えたりしなくてもよいわけです。

 

しいていえば、原木を寝かせているときにカミキリムシの被害に遭うことがあり、これを駆除するための薬を使うことがありますが、生産者さんたちには、ほだ場をよく管理することでできるだけ農薬を使わないよう努力してもらっています。

「有機野菜」「有機栽培」の定義、ご存知ですか?

このたび姫野一郎商店は、農林水産省が品質や表示の基準を定めている「有機JAS」の認定を取得いたしました。

 

世の中が健康志向な昨今、「有機野菜」「有機栽培」という言葉をよく耳にします。それに、「無農薬野菜」「無農薬栽培」とか「オーガニック野菜」「オーガニック栽培」という言葉も。それらすべてが同じ意味だと思っていませんか? そうだとしたら、大間違いです!

◎無農薬野菜・無農薬栽培

まず、「無農薬」というのは読んで字のごとく、「農薬」を使うこと「無」しに育てられた野菜、その栽培方法のことを言います。

 

農家さんじゃなくとも、私たちが家庭菜園やベランダ菜園で農薬を使わずに育てた野菜だとしたら、それは無農薬栽培の無農薬野菜ということになります。

◎有機野菜・有機栽培

それに対して「有機」とは、本来、国の法律「JAS法」による検査認証制度が定める「有機JAS」の基準を満たした野菜だけがうたえるものなのです。

 

有機JASの認証制度は、平成11年にJAS法の一部に制定されました。多くの消費者が化学農薬や化学肥料を使わずに栽培した安全・安心な野菜を求めるようになったものの、それに乗じて「有機」という言葉が世の中に氾濫し始めたため、きっちりと定義をしたんですね。

 

有機JASは、それを定める膨大な資料のなかで、農産物や栽培場所ごとなどの別に細かい定義がされているのですが、農林水産省のページから簡単に「有機」=「有機農産物」の大前提としての定義を紹介するなら、次の通りです。

有機農産物の生産方法の基準(ポイント)

堆肥等による土作りを行い、播種・植付け前2年以上 及び栽培中に(多年生作物の場合は収穫前3年以上)、 原則として化学的肥料及び農薬は使用しないこと ・ 遺伝子組換え種苗は使用しないこと

 

さらに、表示に関しても

 

有機JAS規格を満たすものとして、認 定事業者により格付の表示(有機JASマーク)が付さ れたものでなければ、「有機」、「オーガニック」又はこ れと紛らわしい表示は不可

農林水産省「有機食品の検査認証制度について」
http://www.maff.go.jp/j/jas/jas_kikaku/pdf/270101_yuki_kensa_seido.pdf (1ページめと3ページめ)

 

と規制されています。

 

有機JAS制度について
http://www.maff.go.jp/j/jas/jas_kikaku/attach/pdf/yuuki-10.pdf

 

また、JAS法はもともと、戦後の物資不足により模造食品が横行した際、品質改善や公正取引を促すため昭和25年に制定され、それが時代に応じて、消費者が安全・安心に食品を選べるよう改正されていき、現代のニーズに応じて「有機JAS」が誕生したとのこと。

 

農林水産省 JAS法 http://www.maff.go.jp/j/jas/jas_gaiyou.html

 

ちなみに日本の「有機JAS」は、世界でいちはやく有機食品に関するガイドラインを定めた「コーデックスガイドライン」に準拠しています。

◎オーガニック野菜・オーガニック栽培

有機野菜・有機栽培の説明の中に登場したのでもうお分かりと思いますが、「オーガニック」という言葉は「有機」と同義。これも有機JAS規格に認定されていれば、そううたうことができます。

 

さらに、有機JASの認定を受けるには、栽培をうたう販売元と、そこが扱う商品をつくっている生産者の両者が取得しなければ認められないのです。

 

つまり、販売元=姫野一郎商店と、しいたけ生産者の両者が協力して初めてみなさんに有機JAS認定の原木しいたけをお届けできるのです。

 

原木しいたけはもともと無農薬。だけどあえて姫野一郎商店が「有機JAS」認定を受けたワケ

食品の安全・安心が叫ばれるなか、現在では多くの農産物に「有機JAS」マークがついていますが、しいたけ業界を見渡しても、これまで有機JASマークをつけている商品はありませんでした。

 

なぜならば、冒頭で説明した通り、もともとしいたけは無農薬で栽培されているため、あえて有機JASを取得しなくても良いと考えられていたのです。

 

ですが、しいたけをお求めいただくお客さまに、より安心して安全なしいたけを届けたいと思ったとき、国の認証である有機JASを取得することが必要だと考えるようになったのです。

 

もちろん、厳しい条件をクリアして取得できたのは、しいたけの産地にある問屋であるからこそ。生産者さんとがっちり手に手を取り合い、嘘偽りなく最高に品質の良いしいたけ栽培を追い求めてきたからできたことなのです。

有機JASマークのついた袋が認定商品の証

原木しいたけ_有機jas

しいたけの有機JAS認定は、大分県ではすでにOSK(大分椎茸農業協同組合)が認定を受けており、民間企業では姫野一郎商店が初となります。

 

有機JASマークをつけると値段がやや高くなってしまいますので、一部生産者との契約栽培商品にのみ、パッケージに有機JASマークをプリントしています。

 

ご注意いただきたいのは、マークがついていない商品だからといって、危険だということではないこと!こちらもいままでとなんら変わりなく、丁寧に、心を込めて、無農薬栽培で育てられたしいたけを目利きして仕入れておりますので、ぜひ安心してご購入ください。

 

 

text=姫野一郎商店