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対談 [料理研究家]松田玲子 × [姫野一郎商店社長]姫野武俊

 

姫野一郎商店のしいたけなら、

いつもの料理が「ごちそう」になる。

  • うれしい「売り込み」から始まったしいたけのレシピ開発

松田玲子対談インタビュー01

 

[姫野一郎商店社長]姫野武俊(写真右・以下 姫野

 松田さんには、半年間にわたって「しいたけレシピの開発をお手伝いしていただきました。手軽に作ることができてしかも美味しい、たくさんの料理をご紹介いただき、ありがとうございました。

 

[料理研究家]松田玲子様(写真左・以下 松田

こちらこそ。話を戻せば、わたしが姫野一郎商店さんの会社に商品開発の企画を持ち込んだことから始まったんですよね、押し掛けるような感じで(笑)。

 

姫野 そうでした(笑)。

 

松田 実は料理に携わって約30年になりますが、失礼ながら、お店を営業している間はあまりしいたけを使った料理を作ってこなかったんです。ところが最近、お店を閉じて料理教室だけに集中するようになり、一つの食材とじっくりと向き合うようになりました。ある日、しいたけの研究をしていたときすごく美味しい料理ができて、それを商品として開発するアイデアが浮かんだんですよ! それで「ぜひ食べに来てください」って、売り込みにお伺いしたんです(笑)。

 

松田玲子対談インタビュー02

 

姫野 うれしい売り込みでしたね。最初は正直、半信半疑だったんですけど、四時味さんに初めてお邪魔して、料理を食べさせていただいてまず感動しまして! 美味しいのはもちろん、料理研究家ならではのセンスが光っていました。商品開発のご提案もうれしかったですし、ぜひ実現させたいと動いているところですが、かねてからしいたけレシピの提案をしなければと思っていたので、ぜひそちらにもご協力をお願いしたいと思いました。特に若い世代の方々は、「しいたけを戻すのが面倒くさい」などの理由から、普段の料理にしいたけをあまり使わなくなってきているんですよね。

 

  • 「しいたけを戻すのが面倒くさい」という概念がなくなった

  • 松田玲子対談インタビュー03

 

松田 実は私も、姫野さんのしいたけに出会うまで「しいたけを戻すのが面倒くさい」と思っていたんです。ですから、姫野さんに出会う前は、生しいたけを使ってしいたけのお料理を研究していたんです。それでもかなり良い味が出ていると自信を持っていたんですが、姫野さんのしいたけで料理を作ってみてと勧められて、実際に作ってみたら、生しいたけとは全然違って旨味が凝縮していることに驚きました。生では出せない旨味が出たんです。もともと私のお料理は、添加物を使わず、お出汁と塩、お醤油、お砂糖だけでできる、素材の味を生かした素朴な家庭料理なんです。しいたけは、コンブやカツオと同じくらい旨味を引き出せる素材だと気づくことができて、いろいろ作ってみようという意欲がわいて来たんですよ。「戻すのが面倒くさい」という概念は、どこかに消えてしまいましたね。

 

姫野 そうでしょう(笑)?! 日本一のしいたけですから!

 

松田玲子対談インタビュー04

 

松田 まずひと目見たとき、色や形がきれいで、姫野さんのしいたけは「良いしいたけを選んでいらっしゃる」と思いました。「本物を売りたい」っていう売る側のこだわりを感じましたね。それに、戻したときの香りがね、違ったんです。台所から、居間まで香ってくるのをこれまで感じたことがありませんでした。

 

姫野 香りは品種にもよるんですけど、私たちが扱うものはもちろん、良い香りが出るものにこだわっていますよ。

 

松田 それに、戻した後の厚みもぜんぜん違いました。すべてに驚きましたね。創業からの長い歴史のなかで、すばらしい品質を守り受け継いで来られているからですね。

 

姫野 私のほうも、松田さんの料理には驚きの連続でしたよ。私たちは本物のしいたけを販売していますが、松田さんのお料理も本物だな、と思いました。

 

  • しいたけ一つで、和食も洋食も完璧な味に

姫野一郎商店_016_R

 

姫野 「しいたけを食べてもらうためのレシピ」を提案したいと考えていたのは、しいたけの消費の減少傾向に歯止めをかけたいとの思いからです。最近は、レシピ投稿サイトもあり手軽な料理はたくさん紹介されていますが、それらには、しいたけの旨味が生かされていないというか、物足りなさを感じていました。かといって、しいたけ問屋の私たちが思いつく料理は、ありきたりの煮物ばかり。それに比べ、松田さんのレシピは素材を生かしながらひと手間加えてあるのに手軽で、バラエティ豊かで、何より美味しくて! やはり、本物の味を伝えるには、プロである料理研究家の方のレシピが必要だと思い、レシピ開発をお願いした次第です。

 

松田 ありがとうございます。たしかに私も、しいたけは和食にしか使えないと思っていたんです。ところが姫野さんのしいたけと向き合ってみて、そんな概念はなくなりました。これ一つでどんな役割にもなります。出汁として旨味が出せるし、和にも洋にも味が馴染むんです。びっくりしました。だからこそ、あまり手間をかけない簡単なレシピでも、美味しいお料理ができるんですよ。美味しいお料理のためには、しいたけを戻すくらいの過程は惜しみませんよね。逆に「しいたけを戻しておこう」と思っていただけると思います。

 

姫野 我が家でも、松田さんのレシピでいくつか作ってみました。絶品だったのは「しいたけとスペアリブのトマトシチュー」。そうそう、しいたけの形を生かした料理もあって、面白かったです。

 

松田玲子対談インタビュー05

 

松田 そうなんです。しいたけの面白さは、味をそのまま生かせるところと、丸い形を利用できるところにもありますよね。

 

姫野 しいたけ料理レシピは姫野一郎商店のホームページですべて見られますから、たくさんの人がチャレンジしてくれると嬉しいですね。

 

しいたけレシピ

 

松田 何か美味しいものを作ろうと思ったら、先生はいらない。あなたが本当に愛情を込めて作ったら、きっと食べる人が答えを出してくれる」。これは、私のお料理の先生の言葉です。私が提案したのは、すべて家庭料理です。季節や気分に合わせて、家族のことを思いながら、ぜひたくさんの人に作ってみてほしいですね。そして「また作りたい、また食べたい」と思ってもらえたら、もっとうれしいですね。姫野さんのしいたけを使えば、しいたけ料理が「最高のごちそう」になりますから。

 

 

料理教室 四時味

大分県大分市安藤3144

 

text=姫野一郎商店