しいたけの種類と品質quality

乾しいたけの種類

乾しいたけは、傘のひらきかたによって「冬菇」「香菇」「香信」の3つの種類に大きく呼び分けられます。姫野一郎商店では、それぞれをさらにサイズ別に選別し、冬菇は4段階、香菇は3段階、香信は4段階の規格を取り扱っています。

また、あらかじめ使いやすいようにカットされた「スライス」という商品もあります。進物か自宅用かによって、または料理に使うときの用途によってちょうど良い種類を選んでください。

冬菇(どんこ)

冬菇(どんこ)

傘が開ききらないうちに収穫した肉厚で丸みを帯びたもの。なかでも傘の色が薄く亀の甲羅のような美しい模様が入っているものは、さまざまな気象条件が揃ったときにだけ収穫できる高級品とされ、進物にも使われています。

香菇(こうこ)

香菇(こうこ)

冬菇と香信の中間のサイズのもの。冬菇ほど丸くなく、開きすぎてもおらず、見栄えと食べ応えの両方を兼ね備えています。

香信(こうしん)

香信(こうしん)

傘が全体的に平たく開いたもので、厚みがそれほどないぶん、いろんな料理に使いやすいという特徴があります。

スライス

スライス

あらかじめ薄くカットしてから乾燥させたもの。調理時間を短縮できるため重宝されています。

品質の良いものだけを目利きする

代々受け継いできた「目利き」の力

しいたけ選別の様子

しいたけの品質チェック

   

創業以来、生産者と信頼関係を築いてきた姫野一郎商店には、代々受け継いできた「目利き」の力があります。
栽培現場で生産者から直接乾しいたけの見極め方を聞き、数々の乾しいたけに向き合ってきた経験から、質の良い乾しいたけを見極める力には自信を持っています。例えば、生産者が1年前に収穫した残りの乾しいたけを持ってきたとしても、それを見抜きお持ち帰りいただいています。古いものが混ざると、虫が発生したりして、良いものの質を落としてしまうからです。

日本一の品質を持つしいたけを

   

こうして厳しくチェックすることで、生産者の意識も高まり、良い乾しいたけが集まってきます。おかげで、姫野一郎商店の乾しいたけは日本一の品質を誇るという自信を持って、良質な乾しいたけをみなさんにお届けしています。

乾しいたけの「トレーサビリティ」

食品偽装の問題

近年、農薬汚染や食品偽装の問題がたびたび起こっています。農薬汚染については、しいたけは農薬をまったく使わずに栽培できるため安心して食べていただけるのですが、食品偽装の問題については課題となっています。なぜなら、価格の安い中国産しいたけを国産のしいたけと混ぜてパック詰めするような、モラルの低下した業者が出てきたからです。

安全・安心なしいたけを

   

しいたけそこで姫野一郎商店では、安全・安心な大分県産の乾しいたけをお届けするため、販売する乾しいたけがどの生産者によって栽培されたか追跡できる「トレーサビリティ」のシステムを導入しています。

大分乾しいたけトレーサビリティ協議会契約農家から個人の生産者まで、取引のある300軒以上の生産者すべてを登録管理し、出荷する商品の一つひとつに「出荷番号」をつけて販売しています。

そのため、万が一出荷後の商品に問題があっても、この出荷番号をたどればどの生産者が栽培したかがわかるようになっています。

 

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